ブログを始めるにあたって、私は皆さんへ何をお伝え出来るかなと振り返ってみました。
私だからこそ、分かること。そして、皆さんのお役に立てることとは何だろう?と。
私がとても困った経験と、そして、それをどう乗り越えてきたかを
みなさんと分かち合えたら、少しはお役に立てるのではないかと思いました。
私が過去にすっごく困ったこと。
それは、まず、うつ病。
これは、もう一筋縄ではいかない、正直、当時の私にとっては大惨事。
それと共に、病気による就業困難からの失業。
闘病生活を通じて、まぁ、お金の大切さは痛感しました。
そして、社会復帰を目指す中で、見直した人間関係。
これらは、こつこと学びながら、今現在も一歩ずつ進歩の只中にあります。
また、その後にぶつかった最大の困った!は、病気が完治してから感じたこと、
元気になった自分自身が「これからの人生をどう生きるか?」という人生の課題そのものでした。
これは、意外なことに思われる方もいらっしゃると思います。
なんせ「病気が治ったんだから、苦しみから解放されてさぞ幸せだろう、
その後の人生なんて自由に生きたらいいじゃないか!」と思いますよね?
ところが、実際は、そう簡単にいきませんでした。
病気を経験して以降の人生は、闘病中の自分では想像すらできなかった世界でした。
私は、現実世界に引き戻された、
いわば「浦島太郎」状態だったのです。
もう、ただ生きのびることで精一杯の自分には見えていなかった世界
”ごく当たり前の人生を生きる”こと、”普通であること”
これを取り戻すのは、大変な努力が必要でした
病気に苦しむ最中に、
あきらめた”幸せ”を、再び、望み、乞い、願うこと
これは、大変な創造力と、情熱が必要でした。
10年ちょっとの闘病と、その間、何となく流れていったように見える日常生活
このブログは、社会の片隅にひっそりと生きる、私の小さな発見と行動の記録です
病気のことを告白するのは、大変な勇気が必要でした。
この先も、気が向いたら、立ち寄っていただけると幸いです。